自転車パーツの溶接修理・加工


ロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイク・折りたたみ自転車などのフレームの亀裂や割れ、折れたボルトやネジ穴の破損、台座の追加などを溶接で修理・加工します。アルミ・チタン・クロモリ・マグネシウムの実績があります。

「お気に入りの1台をもう一度走らせたい」というご相談を、福井の工場から全国に向けてお受けしています。まずは壊れた箇所の写真を送ってご相談ください。お見積りは無料です。

こんなご相談に対応しています

  • フレームの亀裂・割れ(クラック)の溶接修理
  • 折れたボルトの除去、ネジ穴の再生・サイズ変更(例:M5→M6)
  • ボトル台座(ダボ穴)などの台座の追加
  • ギア・ボトル受けまわりの溶接修理
  • 競技用一輪車のクランク長さ調整 など

フレームの亀裂、割れ(クラック)溶接修理

自転車のタイプ別では、ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク、ミニサイクル、折りたたみ自転車の実績がありますが、多いのはロードバイクと折りたたみ自転車です。

フレーム材質の種類では、7005、6061、チタン、クロモリ、マグネシウムの実績があります。意外とクロモリは壊れにくいのか少ないです。

修理の場所は、シートチューブの上の部分やシートチューブとチェーンスティの合流部、ヘッドチューブの上の部分が多いです。BD-1のフロントフォーク部分も多くの修理依頼があります。

ギア、ボトル受けの溶接修理

折りたたみ自転車のギア部修理やボトルホルダーの修理もあります。
その他、競技用一輪車のクランク長さ調整等も実績があります。

料金の目安

フレームの亀裂・割れ 1か所25,000円〜(税別)
折れたボルトの除去・ネジ穴の再生15,000円〜(税別)
台座の追加 1か所40,000円〜(税別)
  • 材質・場所・亀裂の長さによって変わるため、写真を見てお見積りします(無料)
  • 塗装は含みません。溶接部の周りは熱で塗装が焼けて剥がれます
  • 送料(往復)はお客様のご負担となります

期間の目安

フレームが届いてから2〜3週間が目安です(混み具合により前後します)。

対応できないもの

  • カーボンフレーム(溶接できません)
  • リアエンド幅の変更(拡張)
  • 亀裂が広範囲に及ぶなど、溶接しても強度が戻らないと判断したもの(ご連絡のうえご返却します)

修理後の注意点

  • アルミフレームは、溶接の熱で修理箇所の周りの強度が下がります。状態によっては修理をお断りする場合もあります
  • 修理後も溶接部を定期的に目で見て点検してください。新しいひびを見つけたら乗るのを控えて、ご相談ください

ご依頼の流れ

  1. 写真を送る:お問い合わせフォームから、自転車全体と壊れた箇所のアップを添付してください(5枚まで)
  2. お見積り:3営業日以内にご返信します
  3. 発送:フレームのみ(パーツを外した状態)を梱包してお送りください
  4. 修理:受け取り後に状態を確認します。想定より傷みが大きい場合は再見積りのうえ、続けるかご判断いただきます
  5. お届け:ご入金を確認してから返送します

よくある質問

Q. 遠方でも頼めますか?

A. はい。発送でのご依頼を全国からお受けしています。海外からのご相談もいただいています。

Q. 見積りだけでも大丈夫ですか?

A. はい。写真を見てのお見積りは無料です。

Q. 完成車のまま送ってもいいですか?

A. 申し訳ありませんが、フレームのみでお送りください。

Q. 修理したフレームは元通りの強さになりますか?

A. 状態によります。強度が戻らないと判断した場合は、正直にお伝えします。

Q. 塗装もお願いできますか?

A. 修理料金に塗装は含まれません。修理後の再塗装は、自転車店や塗装店にご相談ください。

自転車フレームの材質について

クロモリ

クロモリは鉄の一種ですが、少しだけ異種材料が混ざっています。炭素(C)、珪素(シリコンともいうSi)、マンガン(Mn)、リン(P)、硫黄(S)などがその成分ですが、そのほかにクローム(Cr)とモリブデン(Mo)を混ぜているので、それでCr-Moと書いたりします。CrとMoの混ぜ具合をほんの少し多くするだけで、飛躍的に材料強度が上がります。

アルミ

アルミフレームに採用されているのはアルミ合金で、溶接用として7005あるいは7N01というものが一般的で、7005の引張強度は35~40kg程度です。また6061は26~30kg程度です。  強度を考えれば7005を使えばいいのですが、6061と比べると腐蝕しにくさの点では6061が勝ります。7005の方が強度がある分薄く軽く出来ますが、衝撃に対しては絶対的な厚みが必要なので、どちらを選んでもフレーム重量が変わらないのが実情です。  ある程度寿命を犠牲にしながらも、さらに軽量性を求められる場合7005を使うことが多いようです。  また、アルミは強度を上げるために熱処理も必要になりますが、溶接部分は非常に高熱になるため、せっかく熱処理をしたアルミ合金も溶接後は強度が低下します。7N01はTIG溶接を行ったあと、暫くすると元の強度近くまで戻ると言う性質があり、熱処理したチューブでフレームを溶接して、フレーム溶接加工後の熱処理が不要であったことも要因です。

チタン

比重は4.5gでアルミより重いのですが、強度は合金化することによりクロモリくらいの引張強度を持たせることも出来ますし、酸化しにくい、つまり錆びにくく、チタン特有の金属光沢の美しさを保ち続けます。欠点は材料コストが非常に高いこと、熱を加えると酸化してしまい、本来の強度を大幅に低下してしまいます。そのため溶接するときは酸素の無い状態で溶接しなければなりませんし、切断するだけでも高温になりますから細心の注意が必要です。材料が高い上に、製造する際にも非常に手間が掛かってしまい、結果製品としての価格が大幅に上がってしまいます。チタン特有のメリットを考えても、費用効果が見出せにくく、あまり使われなくなっているのが現状です。

マグネシウム

実用金属では最軽量な比重1.8gが最大の特徴の金属です。強度はアルミより低いのですが、これも合金化で強度を上げることが出来ます。混ぜ物としては、アルミと亜鉛(Zn)が使われ、アラヤマディフォックス・マグネシウムフレームに使われたのはAZ91というアルミ9%、亜鉛1%を含んだもので引張強度は24kgでした。普通鋼並みの強度ですが、4分の1以下の比重が大きなポイントでした。 比重に対する強度は、アルミよりも優れたものですが、一番の問題は酸化しやすいこと。非常な勢いで燃え上がってしまう場合もあります。  金属表面には酸化を防ぐため、またキズもつきにくいようにするため、普通の塗装でなく、粉体塗装や電着塗装などが必要になります。金属面が現れたときは、出来る限り早くタッチアップ補修をされることが必要です。  そのような扱いにくさから一般化していないのが現状です。